エルトン・ジョン、自伝映画の検閲に憤慨

エルトン・ジョンが、自身の伝記映画「ロケットマン」のロシアでの検閲に対し、怒りを露わにしている。

同映画には、エルトンが自分のマネージャーのジョン・リードに童貞を捧げるシーンのほか、ゲイ同士のセックスが多数盛り込まれており、ロシアの配給会社がそれらのシーンをカットしたことがエルトンの逆鱗に触れたようだ。

エルトンは映画製作者らとの共同声明にこう綴っている。

「我々は『ロケットマン』に関して、現地の法律や検閲に迎合したロシア市場の決断を断固拒否します」
「パラマウント・ピクチャーズは勇猛果敢なパートナーであり、私たちにエルトンの素晴らしい半生、欠点も含め全てを描写する映画を作ることを許してくれました」
「しかし向こうの配給会社は特定のシーンを編集し、製作者のねらい通りに観客が映画を見る機会を拒否したのです。我々は未だに分裂された世界にいることを知らされたようで悲しいです。2人の人間の間の愛をなぜここまで残酷なまでにはねつけるのでしょうか?」
「我々は橋をかけて対話を始め、この障壁を取り除く努力をし続けていくつもりです。世界中の人々の意見が平等に聞かれるようになるまでです」

一方のロシアの文化省はニュースエージェンシーのTASSに対してこう答えている。

「ロシア文化省はその映画の如何なるシーンの削除に関しても助言は一切しておりません。全ての決定は配給会社によるものです」

ハリウッド・レポーターによると、モスクワで開かれた試写会ではシーンが5分間カットされ、エンドクレジットでのエルトンの夫デイヴィッド・ファーニッシュと2人の子供に捧げるといったメッセージも取り除かれていたという。

また、同国の映画評論家、アントン・ドリン氏もフェイスブックの投稿で、男性同士のキス、セックス、オーラルセックスの全シーンがカットされていたことを明かしている。